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この記事では、仕事への向き合い方、考え方など私自身影響を受けた本をご紹介します。
これまでの転職の中で特に役に立ったポイントをご紹介します。
気になったらぜひ購入して読んでいただけると良いと思いますが、本を読むのが苦手な方は「本のタイトル 要約」でおおよその内容を知ることができるので、要約や書評だけでも読んでください。
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入社一年目の教科書
入社一年目の教科書は2011年の本ではありますが、今なお役に立つ話が多くあります。
「頼まれ仕事は必ずやる」、「依頼された仕事は60点の出来でも早く出せ」など当たり前のことが書いてありますが、正直中堅クラスの方でもできない方はできないことが多いです。
特に転職したあとは新卒よりも成果を求められつつも、人間関係はゼロから作る必要があります。
もちろん経験者採用で入社することはあっても、評価するのは同じ人間なので、人の評価が入ってきます。
そんな時、信頼を獲得する方法は結局は新卒の時と同じように同僚や先輩に気を使ったり、先を読んで行動することを積み重ね、継続する他ありません。
自分が、どのように仕事以外でも信頼を作ってきたか、信頼を築けばよいのかを改めて教えてくれる本なので、転職前にもぜひご一読いただけると良いと思います。
もちろん新卒の就活生にもおすすめです。
コンサル一年目が学ぶこと
次は大石哲之さんのコンサル1年目が学ぶことです。kindle unlimitedでも無料で読めるのでぜひお試しください。
こちらも、入社一年目の教科書同様に、コンサル1年目が学ぶことをまとめてくれています。転職を検討している方は、現職である程度慣れてしまっていたり、すでにある信頼のおかげで論理的に社内を説得するスキルが落ちていることがあります。
現職で活躍してくると、論理的に根拠や実績を積み重ねて説得するよりも、関係性や根回し、自分への信頼でなんとかなってしまうことが増えてくるためです。
そんな方には特に「コンサル1年目の教科書」がおすすめです。
結論から話す。定量的に話す。So WhatやPREPを意識するなど、現職で慣れたり、評価されていると忘れがちなことを思い出させてくれます。
転職先では、どんなに経験を評価されても人事やマネージャー(採用担当者)以外からの信頼はゼロから始まります。
どのように信頼を貯蓄するか、何に気を使えばよいかを思い出させてくれる名著です!
嫌われる勇気
次におすすめなのが嫌われる勇気です。
これは、転職や就職で必ずしも必要ではない本かもしれませんが、個人的に転職や新しい環境で働く方にはおすすめの本です。
目的論というアドラーが唱える考えでは、何事も人が行動を起こす際には目的があるという考えです。
例えば、極端な例ですが、体調が悪いから会社を休む、のは原因があって目的(会社を休む)がありますが、アドラーの目的論的には、会社を休みたいから体調が悪くなる、もしくは悪く感じているのだということです。
転職してから、新たな人間関係を築く必要がある中で、何も起こっていないのに自ら不安を感じたり、他社の考えを想像して気持ちが暗くなることもあるかもしれません。そんなときに、「嫌われる勇気」を読むと、いかに自分が自分の考えで自らを苦しめているかがわかるので、おすすめです。
バカと無知
次は橘玲さんのバカと無知です。
こちらは、人は原始時代から本能が変わっていないことを教えてくれる本です。
この本がおすすめの理由は、人は結局は集団の中で社会的に生きていくことに特化した生物だと思い出させてくれるためです。
自分が集団の中で落ちこぼれないように、人の足を引っ張ったり、能力の低い人ほどその事実に気が付かないし、能力の高い人も自分の能力が低いと勘違いしたりと、今の社会や会社組織でなんでこんなことが起きるのか、を腹落ちさせてくれます。
転職を検討していて、今の職場をおかしく感じている人や、転職後に意外と前職と変わらず小さな社内の小競り合いやカースト、縦割りの面倒くささを感じている方におすすめです。
今の職場が出世争いや、謎の派閥を面倒に思っていたとしても、どんな組織に行っても何かしらの競争や足の引っ張り合い、意地や見栄の張り合いがなくならないことを教えてくれます。
隣の芝は青いだけでどの組織も原始時代と変わりません!
転職2.0
元電脳隊やLinkedinで活躍された村上臣さんの書籍です。
若手や、これから転職をされる方には特におすすめです。
というのも、本書では転職2.0としてこれまでの常識とされていた転職や仕事感を一新してくれます。
例えば、
・転職は何回しても良い
・自分のタグ付をして、能力を自分にも他人にも可視化する必要性
・個人での発信の重要性
など、たくさん学ぶことがあります。
特に、今の就活生や若手の方は親世代や先生方から「石の上にも3年」や新卒で3年は働かないと次がないと言われている人も多いと思います。
そういった、数世代前の常識がすべてではないことに気が付き、これからの転職感、仕事感を養うためにもおすすめの一冊です。
転職と副業のかけ算
motoさんも転職や副業によって年収を大幅に上げてきた方です。
この「転職と副業のかけ算」も「転職2.0」同様にこれからどのように転職していけばよいか、キャリアを考えればよいかを知ることができる本です。
年収=職種×業界で決まると言い切っており、これはしっかり業界研究をした学生でも見過ごしてしまうことだと思いますし、若手の方で年収に悩みがある方はどのように職種や業界を選んで、キャリアを作っていけばよいかの指針になるかと思います。
「科学的な適職」
こちらは、世の中の論文や研究を元に科学的にどのように職を選ぶと良くないのか、がわかりやすく記されています。
転職や就職はストレスを長期的に受けるため、1社から内定をもらうと、安易に内定を受けたりそれ以降の面接をこれまでより力を抜いてしまったりする方もいらっしゃると思います。そんなときにこの本で読んだことが思い出されると、より良い転職活動につながっていくかと思います。
イシューからはじめよ
新卒にもおなじみの「イシューからはじめよです。こちらは、多くの方が読んだことがあるかもしれません。
しかしあえて紹介したい理由があります。
転職をして新たな職場にいくと、本質的ではない施策、仕事が目につくことがあります。
そんなときに、新しい環境に慣れなかったり言い出せないために、不満や疑問を抑えて周りに迎合するのではなく、自分が任される仕事、みんながやっている仕事は本当にイシューにヒットするものなのか?誰のための仕事なのかを考えさせてくれる本書は、新しい仕事、環境で読むのにおすすめです。
メモの魔力
最後は、前田裕二さんのメモの魔力です。
こちらは、SHOWROOMを運営する前田さんの著書です。
「メモの魔力」には、具体的な事象を抽象化して考える方法論や前田さんが就活で無双していた頃の、1,000の質問を知ることが可能です。
箕輪厚介さんのtweetから、データ版も入手可能です。
【無料公開】
『メモの魔力』特別付録「自己分析1000問」のPDFを無料公開します!
自分用やイベントなどでご自由にお使いください。
前田裕二流の自己分析のやり方は『メモの魔力』にもちろん書いてあります。笑 就活も仕事も人生もまずは自分を知ることから始まる!https://t.co/LEumPvsUPS@UGMD— 箕輪厚介(zoomは顔出ししないです) (@minowanowa) January 9, 2019
普段考えないようなことでさえ考え抜いて、どんな質問が来ても回答できるように準備することができるので、前田さんの1,000の質問をやりきることはおすすめです。
私は、就活時、1回目の転職、2回目の転職とその都度、回答が変わる部分はアップデートし、変わらない部分はそのままにして読み直していました。
面接が苦手でなにかやりきっておきたい方は特におすすめです。
よくある面接の質問とその回答+前田裕二さんの1,000の質問のデータがあるだけで安心して面接に望むことが出来ました。
まとめ
転職や新たな環境で頑張る方におすすめのキャリア・転職系のおすすめの本はいかがでしたでしょうか。
今回は、どちらかというと、考え方やマインドに関して言及されている本を紹介しました。
私個人の意見ですが、転職はある程度のスキルがある中で、如何に早期に過去の成功体験を捨てて新しい環境で学び、信頼を獲得できるかが大事だと考えております。
そんなときに、新卒で読んだり学んだ本でも、新たに読み直すと新しい学びがあったり、如何に自分が今の環境で楽をしていたかを考えるきっかけにもなるかと思います。
ぜひ、本記事があなたの転職や新しい環境でお役に立てることを願っております。
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