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はじめに
この前のブログ記事で、「キャリアのVSOP」をご紹介しました。
VSOPは、これからの仕事人生でどのような職場環境、仕事を選んでいけばよいのか指針になる考え方です。
この記事では、VSOPの考え方を叶えられる職場・仕事、職種の探し方をご紹介します。
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VSOPとは
VSOPを改めてご紹介します。
詳しい記事はコチラをご覧ください。
キャリアのVSOPとは、20代、30代、40代、50代の年代ごとに大きく何を獲得すればよいかをまとめた考え方です。
V=20代はバイタリティ・バラエティ
様々な仕事の経験を積み自分の得意不得意を知ること。
好きだけど一般的な成果になることや、人が評価してくれる今まで自分が知らなかった得意なことを知りましょう。
また、仕事量をこなすことで経験を増やし、同世代に差をつける時期です。
S=30代はスペシャリティ。専門性が大事
20代で経験し、自分が得意、深めたいと感じた分野の専門家になりましょう。
社内でこの仕事なら◯◯さん、と言われるようなタグ付けされることを目指しましょう。
成果を上げる過程で専門性が磨かれるので、100分の1の人材になるだけで専門性は高まります。
O=40代はオリジナリティ
オリジナリティとは奇抜なアイデア、考え方ではありません。
アイデアは既存の考え方の組み合わせです。
オリジナリティある人材とは、自分の専門性に、新たな専門性を掛け合わせることで獲得していくことができます。
P＝50代はパーソナリティ
人柄や人間関係、立場、権限など若手が持っていない試算で勝負する時期です。
新しい技術や手段、媒体を学び、同じように競争するだけでは若手には勝てません。
今までの実績や得意不得意、人間関係、社内政治など様々な要素を駆使してあなたにしか出来ない実績をつくりましょう。
あなただから助けてくれる人、一緒に働きたいと思ってくれる人と働く時期です。
VSOPを叶える職場とは？
それでは、VSOPが叶えられる職場とはどのような職場、仕事環境でしょうか？
V=バイタリティ・バラエティが叶えられる職場とは？
VSOPの「V」を叶えるには、社会人になる前から動き出すことが可能です。
それはアルバイトやインターンを駆使することです。
例えば、自分が新規の営業が得意かどうかなどは、正直やってみないとわからないことが多いです。
サークルで幹事をやっていた、陽キャだから、という理由で入社して、営業としては花が咲かない人を何度か見てきました。
バラエティあるキャリアは大学時代から経験することが可能です。
たとえば、光通信などのテレアポ系の会社で、新規で電話を掛ける、飛び込み営業するようなことも大丈夫なのか、判断することができます。
ここで重要なのは、職場の上司や人間関係で職種の得意不得意、好き嫌いを決めないことです。
新規で顧客を自分で取るのは苦手なら内勤やルート営業が良い、など新卒で入社する前から判断ができるので、アルバイトやインターンを駆使して、若いうちから経験していきましょう。
また、多くの日本企業は配属ガチャと言われているのでバラエティあるキャリアが作れると思う方もいるかも知れません。
しかし、新卒は、自分がどのような職種につくかわかりません。
仕事が定型的だったり、異動が殆どない場合はバラエティが磨かれない可能性もあります。
また、オープンじゃない環境や横の部署との連携が少ない環境だと同じような仕事の連続になりやすいです。
入社してから、バラエティを高められるかどうかがわからないので、アルバイト・インターン時代からバラエティを高めるような動きを取りましょう。
すでに入社して、バラエティが乏しい場合は、副業等を検討しながらバラエティを磨くのがおすすめです。
S=スペシャリティ・専門性を高められる環境は？
まず、専門性とは汎用的ではないことを指します。
専門性を高めるためには、汎用的な人の知識や経験、実績を知ることも重要です。
同じ組織で、同じような仕事をしている人の成果や知識に対して、自分がどの位置にいるのかを知ることで専門性を高めていくことが可能です。
また、専門性を高める環境は個人的には下記の要素が必要だと考えています。
- その業務について定型的な仕事が少ない
- 実績を出している、出し始めているので、他の部署からも連携・協力依頼が多い。各所の調整をしながら関係者の希望を叶える経験をしている
- 四半期ごとに新しいことに挑戦している
専門性は定型的で誰でもできるようなルーティンから磨かれるものではなく、高い目標を越えようとすること、抽象的な課題や、様々な関係各所からの要望を叶えようとする中でも磨かれると感じています。
O=オリジナリティを高めるには？
オリジナリティは、専門性や得意なことの掛け算で磨かれていきます。
専門性を高めた後や年次が上がってからも業務領域が広く、色々なことにチャレンジできる職場だとオリジナティを高めやすいかもしれません。
マネジメント経験も同様です。
会社によっては50代からマネジメント、管理職になる環境もあります。
そのような会社では、マネジメントの専門性が50代からしか磨かれないと言えます。
自分の専門性に次の得意・専門性を掛け合わせることでオリジナリティは磨かれます。
できるだけ、新しい経験を積んでいける環境を選びましょう。
P=パーソナリティを高めるには？
パーソナリティに影響することの半分以上は、職場は関係しません。
個人の持つ仕事や人間関係、コミュニケーションへの考え方次第で人からどのように扱われるかが変わってきます。
もう半分は、人間関係や立場、肩書、社内政治などの要素であなただからその会社でできることが決まっていきます。
VSOPを叶えにくい職種とは？
ここまでの情報からVSOPが叶えにくい環境を考えてみましょう。
VSOPが叶えられる環境を整理すると下記になります。
・様々な仕事・職種を経験できて、一定上の仕事量もこなせること。
・定型的ではなく、高い実績が求められる仕事。
・専門性を身に着けた後でも、新しい経験をしていける環境。
私が個人的に感じる、VSOPが叶えにくい職種は、特定の職種が当てはまるわけではないと感じています。
- 定型的で代替の効く一つの仕事をやり続けること。
- 自分の意見が求められる、言われことをこなすこと。
- 自分が矢面に立たず、責任を他の人が負っている状況が続くこと。
上記の3つの条件に当てはまる職種は、VSOPを叶えることが難しいといえます。
もし今の仕事が上記に当てはまるようであれば、転職や異動を検討することをお勧めします。
まとめ
VSOPを叶える環境について紹介してきましたがいかがでしょうか？
ざっくりといえば、自分の意思や考えが求められず、責任も求められない環境ではVSOPは育ちにくいと言えると思います。
自分が責任を求められていない、批判されていないと感じることが増えたら、もしかしたら環境を見直す時期にあるかもしれません。
そんなときは、自分が転職市場でどのように評価されるのか、試してみることをおすすめします。
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